手紙

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「il divino」
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「uomo universale」
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「pioniere del rinascimento」
ずっとやりたかったテーマです。
私が影響をうけた人々への手紙です。


何かを見て美しいと感じる、
その美意識はどこから生まれたのか。

人は決して生まれながらに美意識をもっているのではない。
美の基準は国や時代により異なる。
文化など何かを共有し合う中で、美というものへの共通認識は生まれる。
しかし、それらは個々の美意識というものとは、少し異なるのではないだろうか。
一個人の美意識というものは、
その人が生まれ成長する中で出会った、一つ一つの事柄から形成されていく。
そうして生まれた美意識は、やがて別の誰かの美意識を作り出すひとつの要素となる。

人がなにかを「美しい」と感じた時、
そこには長い時を経た様々な人々の美意識が存在する。
決してゼロから自己が作り上げたものではない。
そうやって生み出された私の美意識から、少しずつ作品が作り出されるのだ。

私の作品を作り出した人々への時代も国も越えた手紙。 

ごがつのそら

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安曇野で毎日空を眺めながら生まれてきた作品です。


子供の頃、
空に浮かぶ雲を眺めては
さわりたいと思っていました。

柔らかで あたたかそうで、
少し甘そうなその雲は、
いまも変わらずにふわりと浮かんでいます。

安曇野に来て、
空を見上げることが増えました。
幼いときと同じように、
そこには雲が浮かんでいます。

忙しくて空を見上げる事を忘れてしまった大人にこそ、
思い出して欲しい。

空はいつでもあなたの上に広がっていることを。

book of the sky

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空のガラスにあわせ、ひとつひとつ箱もつくっています。


「ごがつのそら」を創り出したときから、
いつか形にしたいと思っていました。

大切な物語のように一冊の本のなかに閉じ込める。
ふとした時にそっと開く。

忙しい日々のなかでも空はいつでもそこにあります。
眠れない夜でも樹々はいつでも囁きかけています。

その空はあなたの子供時代へとつながり、
その樹々は幼い時聞いた子守唄をうたっている、
そしてあなたはきっと大切な何かを思い出すでしょう。

そっと閉じて、また開かれる日まで。